自然からいただいた色 草木染めの色と効用とは

近藤智美公式ブログ・自然からいただいた色 草木染めの色と効用とは

こんにちは。マジカルカラーリストの近藤智美です。

布ナプキンの材料で注目したのは、肌にあたる部分の布は草木染めされていたのです。ざくろ染め、びわ染め、あかね染め。どれもやさしい色合いです。

あかね染めは、からだの冷えに効くのと、草木染めをするのは、よごれが落ちやすいからと聞いてびっくりでした。

草木染めのことがもっと知りたくなってきました。

カラーリストとしてお仕事をさせてもらえばもらうほど、色がますます好きになります。それも、自然の織りなす色には脱帽というか、言葉で表現できないほどの美しさがあります。

きっと昔の人も、自然の色に魅せられて、その色をまとうために、染料が出来たのだと思います。

そして、その植物の名前をそのままいただいて、日本の伝統色名があります。

伝統色名は国によってそれぞれありますが、ほかの国では鉱物からできた色名が多いところもあります。日本は断然、植物由来の色名が多いのです。

日本独特の四季の移ろいの中に美の心を生み出した様々な伝統色は、日本の情趣のように感じます。日々の暮らしの中に多彩な色合いを取り入れ、繊細な色の世界を見出し、その豊かな情趣を愛でてきました。

ところが、どうやら生活にとっての色は、ただ愛でるだけの理由じゃないようです・・・。

草木染めによる効用-藍-

日本人の日常生活で使われている繊維製品は、その植物がもっている薬効を利用したくて染色したと言っても言い過ぎではないようです。

例えば、「日本の色」と言えば「藍」。藍染めは草木染めのなかでも歴史が古く、紀元前2000年前からとも言われています。

昔、庶民の着物や手拭は「藍」で染められ、藍で柄付けされるのがごく普通でした。

藍は、抗酸化力が強く、殺菌に優れているのです。

手拭は、持ち歩いたり、便所の手ふきに下げていても雑菌の繁殖を押さえることができます。

板前さんが豆絞りの手拭を鉢巻きにしているのも、生ものを捌いていて指を怪我した時に、雑菌が入らないように、切ったらすぐ手拭を裂いて濡らして傷口に巻くことができます。

また藍は紫外線を吸収し肌を守るといわれ、野良着などにもよく使われていました。そして古くなったら「おむつ」にしていたのも、かぶれ予防になるからです。

まさに「生活の知恵」がぎっしりです。

その他の草木染めによる効用

講座のなかで出会った草木染めは、「茜染め」「ざくろ染め」「びわ染め」の3種類。写真のように、少しずつ色が違います。私は茜染めの布を使って作りました。

近藤智美公式ブログ・自然からいただいた色 草木染めの色と効用とは02

茜はアカネ科のつる性多年生植物で中国、朝鮮半島、日本に分布し、本州、四国、九州の路傍や林の縁などでよく見かけます。根は乾燥すると赤黄色から橙色になり、「赤い根」であることから「アカネ」と名づけられたといわれています。

女性の腰巻きは「茜」色です。流行とかでなく腰巻きは「茜」色に決まっていました。茜には、血流を良くする通経薬・消炎・鼻血や血尿などの止血などの効果があり、予防やおまじないの意味で、下半身の下着の染色として用いられたようなのです。昨日の講座のなかで伺った「冷えに効く」というのは、血流がよくなるからですね。

次は、びわについて。
びわは葉を「びわ湿布」したことがある人がいるかもしれません。内臓系、腹痛、腰痛、リウマチ、火傷、皮膚病、喘息、気管支炎、アレルギーにいいそうです。

ざくろ。
口内炎、肌荒れ、血液の浄化作用、生理痛、子宮内膜症、更年期障害、不妊症にいいそうです。女性の美容にいいとサプリメントの広告で見たりしますが、肌に直接身につける衣類に染めて利用するのは、賢い選択です。

ほかにも、布ナプキンとして使用するなら・・・という観点からでは、「よもぎ」もよさそうです。

よもぎは、子宮出血、血液浄化、切り傷にいいのと、体の中から温める作用があります。

ほかにもいろいろあります。ご自分で調べてみるのもおもしろいですよ。

色にはその色でなければならない理由がある

私の気づきは、自然の色というのは、理由があってその色になっているのだなぁということです。

冷蔵庫や薬など、今、あたりまえのようにある便利なものはなくて、自然そのものがもっている力をいただいて生活していた私たち。その力を教えてくれるために、自然は色を作り出したのかと思うと、またさらに「色」というもののすごさを感じざるをえません。

うーん、草木染め体験してみたいですね。やりたいことリストに入れておこうっと。


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